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「溺れるナイフ映画版」のロケ地をまとめてみた!和歌山県浮雲町は実在する?

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こちらの記事では映画版「溺れるナイフ」のロケ地について書いていきます。

2016年11月5日に公開された「溺れるナイフ」は、
原作のモデルとなった和歌山県で撮影が行われました。
撮影期間はわずか17日間と、過酷なスケジュールだったそうです。

和歌山県は、劇中に出てくる「火付け祭り」のモデルとなった「おとうまつり」があったり、
世界遺産である熊野三山や熊野古道がある厳かで、自然豊かな場所。

「田舎ならではの信仰」や「神さん」がものがたりの軸になっている
「溺れるナイフ」のロケ地として選ばれたのも納得の土地です。

この記事では映画版「溺れるナイフ」のロケ地と、
舞台となった「浮雲町」や「方言」は実在するのか?など、合わせて書いていきます。
※ネタバレもあるので、注意して読み進めてください。

 

 

「溺れるナイフ」のロケ地は和歌山?浮雲町と方言は実在する?

 

「溺れるナイフ」のロケは全て和歌山県で行われましたが、
「和歌山県浮雲町」という地名は実在しません

「和歌山県」には、劇中の「火付け祭り」のモデルになった「お燈まつり」や、
世界遺産である熊野三山や熊野古道があります。

田舎ならではの信仰や、海や山などの自然の情景は和歌山県がモデルであり、
撮影をしたロケ地ではありますが、実在する地名は使われておりません

劇中に出てくる「浮雲町」は、架空の地名です

ちなみに特徴的な方言、
「いなげな」「〜じゃ」「じゃけえ」「~のぅ」や
「わし」「うち」「なにをしちょるん(なら)」などは
広島の方言ですが、「〜ちょる」は山口の方言ですし、「せやなぁ」は関西弁です。

独特のある方言ですが、広島弁と上方語かみがたごを取り混ぜた架空の方言とのことです。

※上方語とは、京都や大阪を中心に用いられる方言のこと。

 

夏芽の実家「あづまや」は実在する旅館。

 

原作では夏芽の実家の旅館は「ひねもす屋」でしたが、
映画版では「あづまや」に変更されています。
どうやら、実在する旅館の名前がそのまま使われているようですね。

世界遺産の熊野古道近くにある、湯の峰温泉旅館あづまやは、
風情あふれるたたずまいが魅力の旅館です。

 

湯の峰温泉旅館あづまやの住所:和歌山県東牟婁郡ひがしむろぐん本宮町ほんぐうちょう湯峰ゆのみね122

 

「月ノ明リ神社」の外観のロケ地は存在しない。

 

「月ノ明リ神社」は、コウが自宅以外に寝泊まりする場所で、
夏芽と落ち合う大切なシーンでも使われています。

「月ノ明リ神社」の外観は、劇中に登場しないためロケ地はありません。

内観は「旧西村家住宅(西村記念館)」、神社に続く坂道は「熊野古道 大門坂」が使われています。

 

月ノ明リ神社の内観は「旧西村家住宅(西村記念館)」がロケ地。

 

旧西村家住宅(西村記念館)は、
社会思想家で建築家でもあった西村伊作の自宅が記念館として残っています。

 

旧西村家住宅(西村記念館)の住所:和歌山県新宮市しんぐうし伊佐田町いさだちょう1-7657

 

 

月ノ明リ神社へ続く坂道は「熊野古道 大門坂」がロケ地

 

熊野古道 大門坂は、夏芽とコウが再会を果たす場所であり、
月ノ明リ神社へ向かう道という設定の場所。

長く続く石段と、左右に広がる杉の木々が美しく、
パワースポットとしても人気のある土地です。

那智なちたき」の近くにある熊野古道大門坂くまのこどうだいもんざか
石畳の道は奥の細道、中山道と並び、日本三大古道の一つです。

 

熊野古道大門坂の住所:和歌山県東牟婁郡ひがしむろぐん那智勝浦町なちかつうらちょう大字那智山おおあざなちやま

]

 

キャストたちが通う学校のロケ地はどこ?

 

和歌山県立 新宮高校

 

夏芽やコウ、大友などのキャストたちが通う高校のロケ地として、
和歌山県立新宮わかやまけんりつしんぐう高校が使われています。

 

溺れるナイフ公式ページより出典

地元では‘‘新高‘‘と親しまれています。

劇中で、キャストたちが着用している制服は、実際にこの学校の制服を着用したそうです。

 

和歌山県立新宮高校の住所:和歌山県新宮市しんぐうし神倉かみくら3-2-39

 

新宮市立 緑丘中学校

 

和歌山県立新宮高校の近くにある、新宮市立緑丘しんぐうしりつ みどりがおか中学校
ここでも「溺れるナイフ」の撮影が行われたようです。

新宮市立緑丘中学校の住所:和歌山県新宮市しんぐうし緑ヶ丘みどりがおか2-1-15

 

夏芽とコウの通学路|熊野速玉五社裏の熊野川堤防沿い

 

熊野速玉五社くまのはやたまたいしゃの裏、
熊野川の堤防沿いの道は、夏芽とコウが自転車に乗って通学しているシーンのロケ地になりました。

 

熊野速玉五社の住所:和歌山県新宮市しんぐうし新宮しんぐう1

 

夏芽が写真集の依頼を引き受けたシーン|旧串本ロイヤルホテル

 

旧串本ロイヤルホテル(現Hotel & Resorts WAKAYAMA-KUSHIMOTO)のロビーが、
夏芽が写真集の依頼を引き受けたシーンのロケ地です。

 

串本ロイヤルホテルの住所:和歌山県東牟婁郡ひがしむろぐん串本町くしもとちょうサンゴ台1184-10

 

夏芽と大友のデートのロケ地| バッティングセンター久生屋

 

バッティングセンター久生屋くしやは、夏芽と大友のデートシーンで使われました。

オール和歌山県ロケかと思いきや、こちらは三重県です。

バッティングセンター久生屋の住所:三重県熊野市くまのし久生屋町くしやちょう277

※こちらはストリートビュー対象外の地域でした。

 

火付け祭りの撮影場所|新宮城跡

 

新宮城しんぐうじょうでは、火付け祭りのシーンが撮影されました。

コウと大友が、松明を持ちお面をつけ、祭りに参加するシーンを撮影したロケ地。
炎が燃えたぎり、祭りのお囃子や太鼓の音など、「溺れるナイフ」の象徴的なシーンのひとつです。

 

新宮城跡の住所:和歌山県新宮市しんぐうし新宮しんぐう7691-1

 

 

【「溺れるナイフ」の見どころ|夏芽とコウのシーンで使われたロケ地はどこ?】

 

2人が出会った神さんの海|朝貴神社周辺の海岸

 

夏芽とコウが初めて出会い、惹かれていく「神さんの海」のロケ地。

紀伊半島の南端、出雲岬の近くにある朝貴神社あさきじんじゃ周辺の海岸で撮影されました。

 

朝貴神社の住所:和歌山県東牟婁郡ひがしむろぐん串本町くしもとちょう出雲いつも58

 

自転車で二人乗りしていた道|串本町の県道41号線

 

串本町の県道41号線は、距離う少しずつ縮めていく、
夏芽とコウのが自転車の二人乗りをしているシーンに使われました。

 

溺れるナイフ公式ページより出典

 

ここは和歌山の串本町にある紀伊半島の最南端を走る、県道41号線沿いであることがわかっています。

 

県道41号線の撮影場所の住所:和歌山県東牟婁郡ひがしむろぐん串本町くしもとちょう出雲いつも付近

 

 

数珠を交換する河川敷|新宮大橋(新熊野大橋)

 

新宮大橋が見える河川敷では、夏芽とコウが数珠を交換するシーンが撮影されました。

溺れるナイフ公式ページより出典

 

 

新宮大橋の住所:和歌山県新宮市しんぐうし新宮しんぐう付近

 

浴衣デートをした場所|紀伊勝浦駅前商店街

 

JR紀勢本線の紀伊勝浦きいかつうら駅の駅前商店街で、
夏芽とコウが浴衣デートするシーンの撮影が行われました。

赤いポストのところで、コウが夏芽の帯を結び直すシーンです。

 

溺れるナイフ公式ページより出典

 

紀伊勝浦駅の住所:和歌山県東牟婁郡ひがしむろぐん那智勝浦町なちかつうらちょう大字築地おおあざつきじ6-1

 

ちょうど、上の郵便ポストの道を挟んだ反対側に「お食事処 山賀」がありますが、
こちらのお店も劇中に映り込んでます。

 

お食事処 山賀の住所:和歌山県東牟婁郡ひがしむろぐん那智勝浦町なちかつうらちょう大字築地おおあざつきじ4-2-1

 

 

写真集を奪い取った川|湯の蜂温泉 つぼ湯周辺の川

 

湯の蜂温泉 つぼ湯周辺の川で、コウが夏芽を追いかけて写真集を奪い取ったシーンが撮影されました。

 

溺れるナイフ公式ページより出典

旅館あづまやのすぐ近くにある公衆浴場つぼ湯の目の前には、温泉街らしい趣のある川が流れています。

 

つぼ湯の住所:和歌山県田辺市たなべし本宮町ほんぐうちょう本宮ほんぐう 湯の峰110

 

 

 

バイクで海沿いを走るラストシーン|白崎海洋公園(白崎海岸)

 

白崎海洋公園付近の道で、ラストシーンで菅田将暉と小松菜奈がバイクに乗るシーンが撮影されました。

ポスターで使われている写真の撮影場所でもあります。

溺れるナイフ公式ページより出典

 

白崎海洋公園の住所:和歌山県日高郡ひだかぐん由良町ゆらちょう大引おおびき960-1

 

「溺れるナイフ映画版」ロケ地|まとめ

 

「溺れるナイフ」のロケ地は、ほど和歌山県で行われていますが、一部三重県が使われたようですね。

自然信仰を原点に、神社や神道へと展開していく「熊野信仰」。
昔のひとたちは‘‘生きる力をもう一度受け取る‘‘ため「熊野詣くまのもうで」をしたそうです。

今でいう「パワースポット」ですね。

自然豊かな和歌山、厳かな空気が流れる熊野へ、
ロケ地巡りをしつつ、旅へ出るのもいいですね!

 

 

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